川崎市麻生区の内科/医療法人きむら内科クリニック

きむら内科クリニック
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〒215-0025 神奈川県川崎市麻生区五力田2-14-6
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病気の概念
食事から取り込まれた血液中のブドウ糖(血糖)は、骨格筋や肝臓の細胞に、膵臓から分泌されるインスリンを利用して取り込まれ、グリコーゲンというエネルギー源として蓄えられます。インスリンの分泌量が少ないか、インスリンの働きがうまくいかないと、血糖は骨格筋や肝臓の細胞に取り込まれなくなり、血糖値が上昇します。これが(2型)糖尿病といわれる状態です。親が糖尿病であったり、運動不足で肥満傾向の中高年期に、強いストレスが加わると発症することが多いと言われています。

血管の中で血糖値が高い状態が持続すると、次第に血管障害が引き起こされ、血管が支配している臓器特有の虚血症状が出現することがあります。有名な障害部位が、眼の網膜や腎臓、そして神経で、いずれも細い血管で血液が供給されている臓器です。更に、太い血管に障害が及ぶと、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞、足の血管が狭くなる閉塞性動脈硬化症や、足の壊疽といった病気に進展する可能性もあり得ます。
当院の治療コンセプト
糖尿病は、上記の血管障害に伴う何らかの症状が出てからでは、時間を巻き戻すことが難しい場合もあるので、症状がないうちに、上手な付き合い方をマスターすることがとても大切です。けれど、“言うは易し、行うは難し”。食事や運動療法を勧められても、“何だか、あまり楽しい感じがしない”し、“苦行”を勧められているようでもあります。世の中には、美味しいものが溢れており、“お付き合い”もある。食べることは人生の喜びでもあるので、眼の前の誘惑には打ち勝てず、ついつい「明日こそは」と、安きに流れてしまいがちです。運動も習慣がなくて何をやっていいのか良く分からない。そもそも忙しくて運動している暇もない….。

けれど、世の中には、“病気を持っているから”という理由ではなく、食に対して気を使っていたり、適度な運動を継続したりして、体調管理や体型に気を使っている人もいます。いくら忙しくても、社交的であっても、それを実現している人達もいます。いったい、何が違うのでしょうか?

生活習慣の乱れによって発症した糖尿病は、人生の目的を今一度明確にし、それをモチベーションとして生活習慣を軌道修正し、根底にある心の傾向性を変えていくことで、克服可能な病気です。薬だけに頼っていたのでは、病気の進行に対する時間稼ぎにはなるかも知れませんが、真なる克服は困難です。 糖尿病の患者様は、「失明しますよ!」「透析になりますよ!」などと医師に脅されることが多いのですが、医師にそう言わせてしまうくらい、糖尿病の患者様の心の傾向性を変えることは難しい場合が多いのです。「糖尿病気質」といって、大らかな人が多い傾向があります。けれど、大らかな人達には、なかなか“脅し療法”は通用しないことが多いですし、ましてや、脅しによる恐怖心がモチベーションでは、真に病気を克服することはできません。加えて、「糖尿病気質」の中には、自分の感情に対する自制心や自己制御に対する弱さも存在しているようです。これが身体の調節機能にも悪影響を及ぼしているのです。必要なのは、「かくありたい!」という積極的で光明的な考え方です。“かくある”ために、どうするべきかを伴に考え、実行していくのが当院のスタイルです。

当院では、詳細なインタビューを基に、御本人の食事に対する嗜好性、考え方や特殊性(いつ、誰と食べるかなど)を把握し、出来るところから徐々に変革していきます。出来るだけ現状の生活に寄り添った形で、具体的な身体活動量増加の工夫を打ちたて、「気がつけば“良き習慣”になっていた!」を確立すべく、その方法を個人ベースで検討し、実行、検証、改良、継続していきます。更に、陥りやすい性格の傾向性(癖、パターン)を探り出し、修正に向けての具体的な対策を熟考します。これを行うには、「何のために糖尿病を克服する必要があるのか?どうありたいのか?」という目的意識を、御本人と医師が共有し、信頼と情熱のコラボレーションが必要です。ここがうまくいけば、使用薬剤も最小限で済むのです。
当院での検査・治療
当院では、血糖(グルコース)値、HbA1c、尿中微量アルブミン(腎臓障害の程度を判定します)が数秒から数分で迅速に測定できます。採血してから1週間後に来院して頂く必要はありません。

その他の臓器障害(網膜、自律神経、肝臓、腎臓、心臓、膵臓など)の有無、悪性腫瘍の合併の有無、インスリンの分泌程度(Cペプチド)や抗GAD抗体(1型糖尿病のスクリーニング)の値なども参考にしながら、(2型)糖尿病の程度を評価致します。当院では、心臓超音波検査、頸動脈エコー検査、脈波検査、ホルター心電図検査などの心臓病や動脈硬化を評価する検査装置も完備しております。

糖尿病の治療の基軸は、食事療法です。それぞれの患者様の生活様式(帰宅時間、接待や会食頻度なども含む)や嗜好性などを考慮して、食事指導を行います。多くの方は、御自分が食べ過ぎているという認識は少なく、食事は減らしているのに痩せないと訴えます。実態は、御自分の食欲や“まだ食べたい願望”と比較して、“それよりは”我慢していると認識されていることが多いのです。まずは、この意識を変えていくことが重要と考えています。

運動については、血糖コントロール状況や心肺機能を評価した上で、通勤や買い物、習い事など日常生活の中での身体活動を増やす工夫を初めに検討し、必要に応じてその方に見合った運動習慣の確立を目指します。

薬物療法は、将来の合併症の発症を防ぐことを目的に、低血糖などの副作用に十分注意しながら、必要最小限の薬剤を用いて加療に当たります。現在は、低血糖を来しにくい薬剤や、臓器保護的に作用してくれる薬、体重減少作用や、抗腫瘍作用などの付加価値を有した、安全に使用出来る有効な経口血糖降下薬が存在します。さらに、必要に応じて、インスリンやGLP-1受容体作動薬などの注射薬も併用していきます。

糖尿病はきっと、あなたの人生にとって、何か大切なことを教えてくれるために存在しているに違いありません。人生の本当の目的に気付き、生活習慣を変えたとき、あなたは、「病気に支配されている状態から、病気を支配する状態」へと変革をとげることが出来るのです。是非、御一緒に取り組んでいきましょう!
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